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10月 24

歌の不思議


歌というものは私たちの生活の中でいろいろな意味を持っていると思います。

小さい頃から歌を習い、そして覚えて歌うのですが、

音楽とはまさに字のごとく音を楽しむという行為でしょう。

 

歌うことももちろん楽しいです。

何百種類、何千種類の歌があるというのは本当に不思議なことです。

気がついたこと、考えたこと、思い描くこと、

すべてが歌になり得ます。

 

そしていろんな歌が実際にあります。

同じ曲は基本的にはありません。

 

中には似通った旋律というのはあるでしょう。

それは偶然似てしまったものなのか、意図的に似せたものなのかはわかりませんが。

 

でも音というのは一オクターブの中に12個しかありませんから、

何百、何千というメロディーの中には、

偶然似てしまうことはあるでしょう。

 

それでも歌には歌詞というものがありますから、

多少メロディーが似ていても、違う曲に聞こえます。

 

シンガーソングライターという職業は、

歌を作ってそれを自分で歌うわけですが、

同じ個人が作るわけですから、

ある一定の癖というものがあるかもしれません。

何十曲作ったとしても、どうしても似通ったものができてしまうでしょう。

 

また、本人が歌うということは、

歌うときの癖や言い回しなども同じですから、

そういった意味でも同じような印象を持つこともあるでしょう。

 

誰々の曲は全部同じように聞こえる、

などといったことがよく聞かれますが、

そもそもそれは自然なことなのではないかと思います。

逆にその似通った感じがその歌手の個性であり、特徴なんだと思います。

 

曲には和音の移り変わり、つまりコード進行ですが、

曲を作る人たちにとっては、好きなコード進行というのがあります。

 

好きなコード進行は、作る曲の中でついつい使ってしまうこともあるでしょう。

それもまた、似たように聞こえてしまう曲ができる原因でもあるでしょう。

 

でもそれはその歌手のメッセージのひとつでもあるわけですから、

ファンにとってはそれが心地よく聞こえるし、

それを求めているのだと思います。

 


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