何かの作業をするときに音楽をかけることがあります。
いわゆるBGM、バックグラウンドミュージックです。
ノリのいい曲であれば作業がはかどるかもしれませんし、
ゆったりした曲であればリラックスした状態になり、
それはそれで作業がはかどることもあるでしょう。
どちらにしても音楽は気分をある方向、
とりわけ心地よい方向に導くきっかけになるのかもしれません。
勉強をしながら音楽を聴く人もいます。
勉強をある種の作業と考えれば、先ほどの話と同じなのですが、
勉強の場合は覚える、記憶する、という手順を踏む必要があります。
それすらも作業として考えることもできるのですが、
いわゆる単純作業と比較すると、記憶するということは
もう少し複雑で集中力の要る行為だと思います。
ではなぜ勉強中に音楽をかける人たちは、何も音楽を聴かないよりも、
聴く方が勉強がはかどる、と考えるのでしょうか。
実際に、はかどっているようです。
ながら勉強と言ったりしますが、これもある意味、気分をある方向に向けているのかもしれません。
集中するための場を作りあげているのかもしれません。
現に、YouTubeなどでも、「作業用BGM」であるとか「勉強がはかどるBGM」などが存在しています。
全くの無音では気が散ります。
集中しようとしても逆に気が散ってしまうのでしょう。
スポーツ選手などがよく、試合中に「ゾーンに入る」と言って、
ある一定の集中した空気の中に自分を置くことができて、
ベストパフォーマンスを継続する、そういう概念があります。
それとよく似ている気がします。
心地よくて集中できて、リラックスしているけれどもベストを出せる環境、
それを実現するのに音楽は有効なのかもしれません。
音楽には本当に、不思議な力がありますね。
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