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10月 18

作業と音楽


何かの作業をするときに音楽をかけることがあります。

いわゆるBGM、バックグラウンドミュージックです。

ノリのいい曲であれば作業がはかどるかもしれませんし、

ゆったりした曲であればリラックスした状態になり、

それはそれで作業がはかどることもあるでしょう。

どちらにしても音楽は気分をある方向、

とりわけ心地よい方向に導くきっかけになるのかもしれません。

 

勉強をしながら音楽を聴く人もいます。

勉強をある種の作業と考えれば、先ほどの話と同じなのですが、

勉強の場合は覚える、記憶する、という手順を踏む必要があります。

それすらも作業として考えることもできるのですが、

いわゆる単純作業と比較すると、記憶するということは

もう少し複雑で集中力の要る行為だと思います。

 

ではなぜ勉強中に音楽をかける人たちは、何も音楽を聴かないよりも、

聴く方が勉強がはかどる、と考えるのでしょうか。

実際に、はかどっているようです。

 

ながら勉強と言ったりしますが、これもある意味、気分をある方向に向けているのかもしれません。

集中するための場を作りあげているのかもしれません。

現に、YouTubeなどでも、「作業用BGM」であるとか「勉強がはかどるBGM」などが存在しています。

全くの無音では気が散ります。

集中しようとしても逆に気が散ってしまうのでしょう。

 

スポーツ選手などがよく、試合中に「ゾーンに入る」と言って、

ある一定の集中した空気の中に自分を置くことができて、

ベストパフォーマンスを継続する、そういう概念があります。

それとよく似ている気がします。

 

心地よくて集中できて、リラックスしているけれどもベストを出せる環境、

それを実現するのに音楽は有効なのかもしれません。

 

音楽には本当に、不思議な力がありますね。

 


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