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10月 16

台風とIT


台風が来るたびに、自然の恐ろしさと人間の無力さを感じます。

これだけIT技術や科学技術が進んでも、

台風の前では何もできないし、ただひたすら通過するのを待つばかりです。

もちろん、台風の軌道や進路予測などは、

数十年前から比べれば格段に精度が上がり、

IT技術を駆使した調査分析により、

被害の規模を最小限にするための情報提供が

できるようになってきたと思います。

 

でも基本的には、台風一過を待つというのが、

人間ができる唯一のことのような気がします。

 

この台風という自然現象が巻き起こす害というのは何でしょうか。

ひとつにはその強風による建物や各種インフラの損害でしょう。

想像を絶する破壊力により、頑丈な建築物が脆くも壊れてしまいます。

 

そして二次災害として、それら破壊されたものが飛散して、

人間に直撃したりするような被害もあるでしょう。

 

もうひとつの害としては、やはり水害です。

通常の何十倍、何百倍もの降水量により、

各地に水の被害が発生します。

 

海抜の低い地域では特に被害が大きく、

できる限りの対策をして台風に備えるでしょう。

 

そしてあとは先に書いたように、

台風が去って行くのを、ただただ待つしかないわけです。

 

一方で、被害ばかりの台風かというとそうでもなくて、

台風のメリットというものもあるようです。

 

ひとつには、単純ですが水不足の解消です。

一気に雨が降ることで大量の水が供給されます。

 

もうひとつのメリットとしては、台風による海洋への影響です。

大波によって海水がかき混ぜられることで、

海の深層部への酸素供給がなされることがわかっているそうです。

 

さらには、空気中の微粒子や

いわゆる大気汚染汚染物質を吹き飛ばして綺麗にしてくれる、

というメリットもあるでしょう。

 

確かに大きな被害をもたらす台風ですが、良い面もあるのですね。

 


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